リビングは家族が集う重要な空間です。

そんなリビングの印象を大きく左右するのが照明です。

電球色、昼白色、昼光色と言われる照明の色温度は、それぞれ空間の雰囲気を変える要素となるため、理解しておくと良いでしょう。

電球色は、色温度が低く温もりを感じさせる黄色みがかった光です。

夕暮れ時の柔らかな日差しに似ており、落ち着いた雰囲気をリビングに与えます。

ゆっくりと過ごしたいひとときや、リラックスしたい時には電球色の照明を選ぶと好ましいでしょう。

一方、昼白色は自然光に近く、活動的なイメージをリビングにもたらします。

色温度がやや高く、爽やかな印象がありますから、家事を行う時間帯や親しみやすさを演出したい時に適しています。

目覚めの良い朝にもおすすめです。

最後に昼光色は色温度が最も高く、青白い光が特徴です。

集中力を高めたい仕事スペースに利用すると効果的ですが、リビングでの使用は緊張感を生み出しやすいため適していない場合もあります。

ゆったりとくつろぎたいリビングでは、昼光色の照明は避けたほうが無難でしょう。

照明一つでリビングの雰囲気は大きく変わります。

電球色であたたかみのあるリラックス空間をつくったり、昼白色で活発な光線で家族が元気に活動したりすることができます。

部屋の用途や時間帯に応じて、最適な照明を選ぶことで暮らしの質を高めることが期待できますから、ぜひ色温度の特性を活かした照明の選択を考えてみてください。